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新年明けましておめでとうございます。

2014-04-20
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昨年世界遺産に登録された富士山に一度だけ登ったことがあります。しかし、私が歩いた河口湖口ルートは、あたり一面に異臭が立ち込め、やがてそれが観光客を乗せた馬の排泄物によるものであることがわかりました。馬の糞が風雨に晒され粉塵となり、周囲一帯に飛散しているのでした。だから、今でも、富士山の美しい映像を眺めると、この時の嗅覚の記憶が蘇ってくるのです。
しかし考えてみれば、馬が交通手段の一つであった時代には、この臭気はごく自然に生活の中に溶け込んでいたのかもしれません。馬は、交通ばかりでなく、農耕、戦闘、通信、賭博、遊戯、食糧の手段としても用いられ、これほど多様に人類に貢献してきた動物は他に例がありません。その割に、日本では、「馬の耳に念仏」「馬脚を露わす」、あるいは「馬鹿」といった言葉に見られるように、不当に貶められてきた感があります。木曽馬など日本に古来からいた馬は身長130㎝程の小ぶりの馬で、我々が一般に思い浮かべる身長160㎝以上もある競馬馬が輸入されたのは、明治になってからのことです。故に、時代劇などにおける早馬や合戦のシーンは、すべて虚妄だとする研究者もいる位です。 
そして、縄文時代から人々の記憶の深層に刻みこまれてきた在来種の馬のイメージが、不当評価の一因になっていたのかもしれせん。しかし古来の馬は、戦さや早馬には向かなかったとは言え、農耕などでは立派に役だって来た訳ですから、不当に貶められていいはずがありません。今年は、人類の共生者としての馬に対する感謝と敬意の念を忘れないようにしましょう。
「オン アミリトドハンバ ウン ハッタ」(馬頭観音の真言)


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