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新年明けましておめでとうございます。

2013-01-06
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年末、歌舞伎界の革命児と謳われた中村勘三郎の訃報が日本中を駆け廻った。過剰とも思える報道ぶりに違和感を覚えたが、その時、彼にまつわるあるエピソードを思い出した。それは、「ウチくる!?」という番組に出演した時のことである。この番組は、最後にゲストゆかりの者から手紙が朗読されるといった趣向になっているが、この時の読み手は、昔通っていたバーのマスターであった。彼のことを勘三郎は兄のように慕っていたが、その中で、次のようなエピソードが語られた。閉店して一緒に帰る途中、勘三郎はちょっとした悪戯心から自転車泥棒をしたことがあった。しかし運の悪いことに、夜回りの警官に見つかり職務質問されそうになった。もしこれがマスコミに知れたら一大事と、咄嗟に判断したマスターは、勘三郎を怒鳴りつけた上さらに殴りだした。その剣幕に驚いた警官は逆にこの乱暴を制止し、程なく立ち去ったため、事なきを得たという。私はこの話を聞き愕然とした。勧進帳の義経・弁慶さながらだったからである。もし歌舞伎の神がいたとしたら、勘三郎はその化身ではないか。ふとそんな思いが過った。そして、年末の報道にも得心が行ったのである。
歌舞伎で今年の干支にちなんだものに「娘道成寺」がある。僧・安珍に裏切られた清姫は、怒りのあまり蛇に変化し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺してしまう、といった梗概だが、この物語は、能、歌舞伎、浄瑠璃と形を変え、現代に至るまで語りつがれている。とぐろのような情念は、ハングリー精神を失った我々日本人にとって最も欠けているものかもしれない。今年一年が、皆様方にとっても、社会全体にとっても、「脱皮の年」とならんことを…


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